ことは:皆さん、こちらでは初めましてかしら? 西城寺ことはよ。

真

真:助手の宮藤まことです。

ことは:このコーナーでは、『小説家になろう』『カクヨム』にて連載中の戦記小説『王立空軍物語』の世界観について解説するわ。外伝である『イリッシュ大戦車戦』もここで紹介するわよ。

真:なんか最近、僕ら出ずっぱりだね? 僕ら本来は同サークルの他作品『真秀ろばの国」導く、異世界新秩序』の解説キャラだったのに。

ことは:それだけ使い勝手が良かったらしいわ。主人公の隼人に世界観を解説させようとしたら、教科書みたいになって面白くない記事になったので、私たちにお呼びがかかったってわけ。

真:あの人、飛行機が絡まないと途端に生真面目になるからなぁ。

ことは:と言うわけで、私たちを呼んだ以上は「好きにやってヨシ!」と言うメッセージだと解釈したので、いつものように悪ふざけ全開でお届するわ。

真

真:大丈夫かなぁ?


『王立空軍物語』の世界

ことは:暴走はいつものことよ。それより、本編について解説しておくわ。
 舞台となるのは「ライズ」と呼ばれる異世界よ。ある日、地球の大日本帝国と門によって繋がってしまい、異世界貿易による繁栄と、争いの火種を同時に抱え込むことになるの。

真:日本の技術を導入して技術チートとか無いんだ?

ことは:無理ね。大戦前夜の日本ですら工業国へ脱皮する途上の地域大国でしかなかったわ。異世界貿易の利権で国力を大きく伸ばす事は出来たけど、チートするには地力、つまり実弾お金が足りないのよ。

真:世知辛い。

ことは:で、英国に接近してかの国の外交力を頼みに国際社会を渡ろうとするんだけど、当然それを面白く思わない国も居て、地球列強が真っ二つに割れ、同じようにライズ列強もすっぱり分裂するわ。それはもう気円斬で斬られたフリーザ様の尻尾のように

真:その例え、要る?

ことは:だから言ったじゃない。好きにやるって。じゃあ、関係図を貼っておくわね。

「王立空軍物語」国際情勢

真:『イリッシュ大戦車戦』の舞台はクロア公国、『鋼翼の7人』編の部隊はラナダ共和国の離島だったね。

ことは:主人公の南部隼人はライズに転生した令和の日本人だけど、空への情熱と「世界の破局を防いでほしい」と言う竜神の言葉に従って、条約軍のパイロットとして戦う事になるわ。

真:やっぱり前世知識を生かして無双するの?

ことは:今回はしないそうよ。作者のはぎわらは「隼人は一歩一歩成長してゆくキャラクターにしたい」って言っていたわ。

真:売れ線を外すんだ。好き嫌いが分かれそうだけど……。

ことは:それが吉と出るか凶と出るか、読者の皆さんの目で確かめて欲しいわ。


『王立空軍物語』と『イリッシュ大戦車戦』

ことは:まず、本作の時系列についてちゃんとしておく必要があるわね。

真:外伝である『イリッシュ大戦車戦』から時間が1年半も飛んでびっくりした人もいるんじゃないかな? なんか●●●●は●●●るっぽいし。

ことは:あー、はいダウト。ネタバレは慎みましょうね。今のピー音にしておくから。

真:卑猥な言い方しないでくれる?

ことは:この辺は本編の紹介文で説明する尺が無いから省いたんだけど、『王立空軍物語』は主人公南部隼人の半生を10年以上も追ったちょっとしたサーガなの。だから、外伝と本編で時系列が違うこともあるわ。本編も、時系列に従ってなくて、まず世界観に触れてもらうために情報量を絞った『鋼翼の7人』編から始まるしね。

真:なるほど。作者も無駄に凝った事するね。でも、時系列を把握するのが面倒だね。西暦と作中の「降臨暦」もリンクするみたいだし。

ことは:そうなのよ。だから解説役を呼んでみたわ。

真:それって……。

ことは:エロイムエッサイム、エロイムエッサイム! 我は求め訴えたり!

魔法陣:リョウカイ! トクベツゲスト ショウカンシマス!

ことは:魔法陣が特別ゲストを召喚するスピードは僅か0.05秒に過ぎないわ! ではそのプロセスを……。


ヴェロニカ

ヴェロニカ:おだまりなさい! 変な呼び出し方しないでくれる? 私「よいしょ!」とかしゃべらないしラーメン好きでもないから!

真:彼女はドイツ人だよね? なんでこんなネタ知ってるの?

ことは:まあいいじゃない。こんど新作ができるらしいし。さて、紹介するわ。『イリッシュ大戦車戦』のヒロイン、ヴェロニカ・フォン・タンネンベルクちゃんよ。

ヴェロニカちゃんだからちゃん付けはよしなさいと……。まあいいわ。今回は『イリッシュ大戦車戦』の宣伝も兼ねてるみたいだし、不本意ながら協力させてもらうわ。

ヴェロニカ:これが現時点の時系列ね。細かい年表はいずれ公開けど(多分)、第1部の舞台となる「クーリル諸島の戦い」は降臨暦944年3月ね。

真:西暦と降臨暦って、千年ずれるだけなんだね。

ことは:ぶっちゃけ作者が2つの年号を管理するのが大変だからそうなったらしいわ。

真:作者の底を晒す様なネタバレはやめたげて!

ヴェロニカ:ちなみに、史実で対米戦が始まったのは1941年12月8日だから、こちらの世界もほぼ同時期に動乱の時代を迎えているわね。

真:ほぼ史実の大戦で使われた兵器が使われるのはそういう事なんだね。

ヴェロニカ:でも、ジェット機は出ないわよ?

ことは:えー、〔Me262〕とか〔ザラマンダー〕とか〔シューティングスター〕とか、出ないの? なんでまた?

ヴェロニカ:作者がジェットよりレシプロ機の方が好きだからよ。「プロペラのついていない戦闘機などいらぬ!」とか言って、ジェットが出てこない設定を必死こいて考えてたわ。

真:そ、そこまでしてジェットを嫌うの?

ヴェロニカ:問いつめたら「ジェットも大好きだ! だがレシプロがそれ以上に好きすぎるだけなんだ!」と熱弁を振るってたわ。暑苦しいから全部無視したけど。

真

真:相変わらず毒舌が容赦ないよ(汗)

ことは:毒舌天使ロニーたんね! でもそれってアルフォンソさんへの愛なの♪

ヴェロニカのコメント

ヴェロニカ:ほんっとあなたといると調子狂うわね! 変な薬でもキメてるんじゃないの!?

真:それは多分、ヴェロニカさんが反応してくれるから調子に乗るんじゃないかと。

ヴェロニカ:……(頭を抱える)

ことは:だから言ったでしょ? 悪乗り上等だって。


続く(多分)

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