倫:ここでは、作中に登場するパロディの元ネタについて解説するわ! 一発で元ネタが分かるような有名な作品やお話の骨子から外れるパロディはぶっちゃけ面倒くさかったので割愛したから、どうしても知りたい方はコメント欄にどうぞ。
学:最初に言っておくが、この記事は本作を読む上で何の役にも立たない。読み終わった時の感想は「ふーん、それで?」だろう。
倫:じゃあ、はぎわらはなんでこんな記事書いたの?
学:もし元ネタに興味を持ってくれた人が調べて分からないのも生殺しだろうし、もしかしたらにやりと笑ってくれたり、元ネタを知るきっかけになってくれるかもしれんし。と言うわけでこの記事に限り「ついてこれる奴だけついてこい」と言うスタンスだ。それを覚悟した猛者だけ読み進めて欲しい。
倫:一緒にヒーローものの沼に堕ちましょう! 河衷防衛隊はあなたの入隊を待っているわ!
第2話『勇者たちは地球に帰還する』
・サーシェス
某ヒーローチームを後援する組織から。
・菅野学
まず「スクールカーストを破壊する」と言うアイデアから〔破壊の勇者〕と言うフレーズが浮かび、「デストロイヤーなら名字は菅野だろう」と言う事で名字が決定しました(分からない方は『菅野デストロイヤー』でググってみて下さい)。安直過ぎだろコノヤロウ!
ファーストネームは、広島カープの黄金時代を支えたレジェンド投手から頂きました。
・アリサ・ブランドー
名前は適当。
名字の「ブランドー」は、皆さんご存じ国民的ヒーロー漫画のライバルキャラです。彼女は別に人間をやめてはいませんし、奇声を発したりもしませんが。
・アポロ・ギムソン
某国民的特撮番組の第3作に登場するライバルキャラからです。
名字はそれっぽいのを適当に。
・3.11時にトモダチ作戦に駆けつけた
取るものを取らずに被災地に駆けつけてくれたアメリカ合衆国、多額の義援金を送って頂いた台湾国をはじめ、手を差し伸べてくれた世界の皆様にお礼申し上げますm(_ _)m
・5つの誓い
国民的特撮ヒーローが子供たちに残した言葉。
登場は第3作の最終回ですが、後のシリーズでもたびたび登場しています。
第3話『少年はヒーローと出会う』
・菅野和美
デストロイヤー氏の妹が「和子」だったからちょっとだけ変えただけです。
まさかあんなにキャラ立ちするとは作者も思わなんだ。
・ダットマン
元ネタは言わずと知れたアメリカを代表するヒーロー。
スーパーパワーを一切持っていないのにかかわらず、逆転のカギを握っていたり、ヒーローチームの精神的支柱になっていたりするのがツボです。
「ダット」と言うのは、最初期の国産車から。
・「そんな本出して、悪の組織が買ったらどうすんだよ?」
幼少期に父に言われた言葉をそのまま学に言わせました。
言い返せなくて悔しかったのと、悪人が買った大百科でヒーローの能力がバレて負けてしまう恐怖に打ち震えた幼稚園時代の夜。
実際に関連書籍を悪の組織が恣意的に引用してヒーローを貶めた事例もありますし。
・香川倫
名字は某特別救急警察の隊長から。
名前の倫はヒーローっぽく「倫理」から。
・浅見千彰
名字は某戦隊のレッドから。
名前の読みは侍戦隊のメンバーで、漢字は中性的なイメージで決めました。
・穂村美都
語感だけで決めました。よって面白い裏話などはナシです。
ごめんなさいorz
・「サリーゴー」「KIG」
こちらも国民的特撮ヒーローシリーズの防衛チームが使用した掛け声。はぎわらは感動でガチ泣きしたほど本作の大ファンです。
劇中では 「出撃せよ!」「準備オーケー!」といったニュアンスで使用されています。
第5話「再会した幼馴染がよそよそしい件」
・河衷町及び興絆高校
つなぎ合わせたら日本特撮番組の父と同じ読みになります。
「興絆」には意味があり、「絆を興す(構築する)」と「絆を楽(興)しむ」と言う創立者の願いが込められています。
第7話「スクールカーストの洗礼(その1)」
・「誰しも初めはそう思うでござる。そしてやがてオタに生まれた事を感謝する様になるでござる」
「その苦痛は覚悟が足りない為なんだな。カミングアウトが済み、欲望のままに動くようになれば、君は完璧なオタサーの一員になれるんだな」
悪の組織が主人公を改造人間にする時に言ったセリフをアレンジました。
君たち、部活の勧誘にいきなりこんな濃い台詞吐いていたらそりゃ誰も来てくれないよ(-_-;)
第16話「ヒーローなんていないけど」
・俺、追加戦士だから。レッドが苦戦してたら颯爽と助けに来るのが役目じゃん?
ヒーローチームのジンクスです。
初期メンバーのピンチに新戦士が颯爽と現れてピンチを救ったり、その後斜に構えた態度で結束を乱したして、そこからチームワークを築いていくのはお馴染みの展開です。
ちなみに、何故か仲間に入った途端弱体化するまでがお約束です。
・正義の味方
先述した特撮ヒーローの祖が名乗っています。
原作者は「自らを正義の代弁者とするのではなく、あくまでも社会正義に味方する者なのだ」と言う思想から主題歌にこの言葉を主題歌に採用したそうです。
学はこの言葉を別の解釈でとらえていますが、そちらは是非本編16話を読んで頂きたいです。
・それはヒーローに憧れる香川倫が口にしてはいけない言葉だと思った
学が怒ったのは、倫が彼女自身を貶めるような発言をしたからで、「ヒーローファンはすべからくこの言葉を口にするべきではない」と言う意見ではないです。念のため。