アリアンロッドリプレイ外伝 第4話 「悪魔の秘薬」


■プリプレイ

 

はぎわら(以下GM):では前回で成長した人、申告してください。

神水(以下アオイ):前回居ませんでしたがレベルになりました。スキルは《ヴァイオレントウィンド》を2レベルに上げました。それから《トレーニング:筋力》を取得。これで筋力が9点から12点に上がります。買い物は左手用に赤き斜陽の剣(レッドサンセットソード)を買いました。これで魔術のダメージが+3されます。それからグリモアを購入。忍者刀と合わせて魔術判定が+2されます。更にMPポーションを3個購入。おかげでまた所持金が10Gに戻ってしまいました。

GM:実は今、この隊で一番筋力が高いのがメイジのアオイと言う……()。アリアンロッドのルールシステム上、上級クラスのウォーロード以外は二刀流は見た目の格好上だけの話になっちゃいますが、アオイのはどちらも魔術スキルの強化具としてですもんね。

紺碧(以下レオン):忍者刀の特効は魔術判定+1。一方、赤き斜陽の剣の特効は魔術のダメージ値に+3と重複しないもの同士なので、それぞれの手で同時に持っても共に有効になるんですよね。

アオイ:自分メイジなんでバックラー装備出来ませんからね〜。その分だけ筋力基本値が無駄に浮いちゃうので、なら筋力基本値上乗せしてなんちゃって二刀流をやる事にしました

レオン:武器の攻撃力自体はどっちも一緒なので、前々回みたいに白兵攻撃したい時はお好きな方で、と言う感じですね。まあ、基本アオイは白兵戦スタイルのキャラではないけれど()

アオイ:こないだは忍者刀の時だけ全く当たりませんでしたからねえ(苦笑)

GM:まあこないだは、その時に限ってこっちの出目が走ってたりもしましたが……(苦笑)

アオイ:これで赤き斜陽の剣だったら当たると笑えますよね()

シノブ(以下レイ):私は特に無しです。

GM:了解致しました。

レオン:前回レイが買って活躍した俊足のブーツを私も買いました。回避と行動値が+1されます。

アオイ:それでいらなくなったマントを私が半値で買いました。因みに代金は今回の報酬で返します(笑)

GM:承知しました。では開始する前にギルドスキルを決めてください。

レオン:前回と同じでいいんじゃないですか? 《陣形》と《加護》と《祝福》。

アオイ:《蘇生》も検討した方がいいのでは? 今回回復役のバジル小隊長が居ないわけですし。

GM:一応代わりのアコライトはNPCで用意してますが……。

レオン:とは言え、まだ未知数だしなあ。

レイ:うーん。

アオイ:では、いっそ《加護》二つ取ってしまっては如何でしょう?

レオン:それで試してみるか。防御重視の構えで。

 

 

 

GM:それでは今回予告行きます。

 

「人間の痛みを消す薬。そんなものがログレスで流行っていると言う。魔法の薬の正体とは? 密売組織の存在とは? アリアンロッドセッション外伝『悪魔の秘薬』――キミにも青い血が流れている」

 

 

 

■オープニングフェイズ01

 

GM:それでは皆さん、それぞれ日常を送っていると思いますがどんな感じでしょう?

アオイ:にこやかに笑顔を浮かべて旅から戻ってきます。いやー疲れたー。元気ですかー(笑)

レオン:なんだそのテンション(笑) まあいいや。どうでしたかコルムまでの旅は?

アオイ:何ですかコルムって? もう忘却の彼方です(笑)

レオン:何か思い出したくない事があったらしい(笑)

GM:今後コルムシナリオとかあるんだけどなあ。その時に案内役をやってもらおうと思ってたのに……。

アオイ:大丈夫です。その時までには綺麗さっぱり忘れています()

GM:いや、大丈夫じゃないからそれ() レイとレオンは?

レイ:私は頭を押さえながら出勤してきます。おはようございます。うえっぷ……

一同:(笑)

GM:こっちはこっちで何があったんだ(笑)

レイ:飲みすぎました。アコさん薬。

レオン:アコさん今日居ないみたいですよ。

アオイ:じゃあこの薬をどうぞ。いい気持ちになれますよ(笑)

一同:(爆笑)

レオン:お前どっからそんなものを(笑)

GM:君らがジャンキーになってどーする! 今日は取り締まる方の話なんだぞ!(笑)

アオイ:いや、これはハーブですよ、ハーブ。どこで手に入れたのかは記憶にありませんが(笑)

レオン:ごほん、私は普段どおりという事で。「普段」が何なのかは秘密ですが(笑)

 

 

 

GM:では皆さんが出勤してくると、アコさんとグレース副官が話しています。

レオン:じゃあおはようございますと声を掛けてみよう。

GM:「おはようございますレオンさん。聞きました? バジルさんが風邪をこじらせて寝込んでいるそうなんですが」

レオン:おやおや、鬼の霍乱と言ったら失礼になるでしょうかね。アコさん。多分貴方に行って頂くのが一番治りが早いかと思いますので、後で様子を見に行ってあげてくれませんか?

GM:「そうですね。勤務明けにでも様子を見に行こうと思います」ところで、グレース副官が言います。「困ったわね。本来ならバジル隊には裏方に回ってもらうところですけど、今日に限って人手が足りないのよ」

アオイ:何かあったんですか?

GM:いえ、普通にシフトの関係で足りないみたいです。「足りていない人手は回すから、誰か代理でギルドマスターをやってくれないかしら」

アオイ:普通にレオンを見ます。適任なのはレオンじゃないかと思いますが。

レオン:いいえ、私よりも……レイ、ちょっとやって見ませんか? 普段はバジル小隊長が後衛から指揮を執っていますが、今回のような状況は今後も起こりうるでしょう。ならばそれをひっくり返して、最前線に立ってもらうのが基本の貴方に、同時にそこから全体を見るということを試みてもらうのもいいんじゃないかと思います。

レイ:分かりました。拝命します。

レオン:では今日一日は臨時に「スフェラ隊」ということで。

 

 

 

■オープニングフェイズ02

 

GM:隊長代行が決まったと言うところで、早速警邏に行ってもらいましょうか。増員として例の3人組の人であるアルベールが同行します。

アオイ:ああ、あの妙にテンションの高い3人組ですね……。って私に言われたらおしまいかも知れませんが(笑)

GM:では警邏にと出て、早速ですが口火を切るなり「ログレスの都市計画は……」とか言い出します。

アオイ:なるほどー。さっぱり分からない(笑)

GM:目標値12の知力判定に成功した人はこの話題を理解して切り返せます。

レオン:出目だけで10。

レイ:9。わかりません。

アオイ:11です。頷いてるだけです。

GM:ではレオンだけは何を言っているのかを理解できます。

レオン:ふむ、じゃあどう切り返そうかな。ちなみに性格的に理屈馬鹿だったりするのかな?

GM:結構頭でっかちですね。どうもこの青年は戦術を考えるべき時に戦略を語るという悪癖があるようですね。

レオン:ああ、なるほど。では一通り聞いて相槌を打った上で言う。しかし、こうして日々歩いている我々の目線で言えばどうでしょう?

確かにヴァンスター等の新興の国と比べれば都市計画が整然としていないところがあると思います。しかしそれは城塞都市としてまず防衛を第一に考える事から始まっている。入り組んだ町と言うのも有事の事を考えれば全くの無駄では無いでしょう。

勿論都市計画を優先するか? 防衛を取るか? 戦略的な指針が定まっていなければ、都市計画だけで考えるでは難しいでしょうね。

GM:アルベールは「なるほど」「確かにそれは……」とか一人ぶつぶつやりだします。

アオイ:それを私はへえーって言いながら何も理解していないです。

レイ:私もただ頷くだけです。

レオン:そこで一言言っておこうか。変わっていかなければならない部分もあるのは当然のことだと思います。その点では貴方のおっしゃる事も至極もっともだと思いますけどね

GM:「そうですよね!」と明るくなります。若干お調子者のようです(笑)

 

 

 

GM:さて、そんなやり取りをしていると葡萄酒通りに差し掛かったところで複数人の悲鳴が聞こえます。

アオイ:勿論悲鳴の方に行きますよ。仕事なんで。

レイ:確認に向かいます。

GM:ではこちらに逃げてくる人が話しかけてきます。「銃士さん! 剣を持った男が暴れているんだ! 取り押さえておくれよ!」

アオイ:!? それはそちらに急ぎます!

GM:行くと傭兵風の男が剣を振り回しています。既に何人か斬られて倒れています。

レオン:それはまずいな。

アオイ:大事じゃねえか!

GM:男の様子ははっきり言って異常です。何かに怯えるように「わぁー! 来るな! 来るな!」と叫んでいます。

レオン:知力で様子を見てみていいですか?

GM:どうぞ。

レイ:あ、低い8。

レオン:10。

アオイ:12!

GM:ではアオイには分かります。何やら幻覚を見ているようですね。

アオイ:幻覚?

レイ:とりあえず、これ以上被害者を出さないように取り押さえましょう。

アオイ:声を掛けてみようか。ちょっとそこの人。

GM:「来るな! 来るな!」叫びながら襲い掛かって来ます。

アオイ:ひゃー!

GM:では戦闘ラウンドに入りましょう。行動順はレイ、アオイとレオン、アルベール、男の順番です。

レイ:距離は?

GM:10メートルありません。

レイ:ではマイナーアクションでエンゲージして、メジャーアクションで攻撃します。《フェイント》を使って……あ、低い。11、13。

GM:……こちらは9です。ダメージをどうぞ。

レイ:21点!

GM:攻撃したレイは気付きます。普通ダメージを受けた時は痛みで動きが鈍ったりしますが、こいつはまるでそんな様子は無いですね。

レイ:これはおかしい。痛みを感じていない?

レオン:次は私とアオイが同時行動なんですが。

アオイ:では先に魔法撃ちます。《ヴァイオレントウィンド》!(ダイスを振る)……18!

GM:……命中です。ダメージを下さい。

アオイ:16!

GM:ちょっとくらいました。しかし全然動じていないようですね。

レオン:ではこちらもエンゲージして攻撃します。様子を見ておきたいところだね。《バッシュ》を使用して15!

GM:こっちの回避は13です。

レオン:ダイスを振るダメージ値は16点!

GM:……まだ効いた様子が無いですね。

アオイ:ダメージが入っているのか分からないのが怖いな。

GM:次はアルベールの番ですがバスタードソードで斬りつけます。(ころころ)回避されました。

アオイ:おおい!

GM:いや、今まで僕の出目が腐ってただけでこいつ結構敏捷なんですよ。では、反撃行きますよ。レオンに斬りつけます。(ダイスを振る)……18。

レオン:それは命中します。

GM:21点受けてください。

レオン:結構でかいな。でも《加護》の二重掛けがあるから通ったのは9点。

GM:うーむ、やっぱり《加護》の威力は大きいですね。次、一周してレイの行動です。

レイ:様子がおかしい事に戸惑いつつも、《フェイント》を使って攻撃します。……出た! クリティカル!

GM:早速出ましたか。ダメージを下さい。

レイ:行きます……お、高い。36点。

GM:しかし、ダメージを負った様子は見られないです。

アオイ:何だこいつ!? とりあえず引き続き魔法を打ち込んでみます。《ヴァイオレントウィンド》! ……お! クリティカル!

GM:おお! ダメージを下さい。

アオイ:25点の魔法ダメージ!

GM:まだ動けます。

レイ:しぶといですね……。

レオン:私の番です。最近クリティカルが出ないんだよな。《バッシュ》を使って……19。

GM:……命中です。

レオン:18点!

GM:実はこいつ、防御力自体は大して無いんですよね。そんなわけで倒れるかに見えましたが、最後の力を振り絞って暴れます。男の背後で逃げそこなっていた女の子が飛び出してきます。男はそれに反応して斬りつけようとします。

レイ:危ない!

GM:丁度次の行動順のアルベールが間に割って入って斬られてしまいます。力を使い果たしたのか男もバッタリと倒れます。

レオン:アルベールにHPポーションを使います!(ダイスを振る)11点。

GM:よほど傷を深く受けたのか意識が戻りません。

アオイ:それってヤバく無いですか?

GM:重傷ならいいんですがこれは重態ですね。

レオン:とにかく、男を拘束したら、アルベールと被害者を詰所に運ぼう。アコさんなら何とかしてくれる筈です。付近の住人に声を掛けて荷車か何かを出してもらおう。

アオイ:犯人は引きずって行きましょう(怒)

レオン:先に足の速い子供か誰かに重傷者を運ぶから受け入れ準備してくれって連絡してもらおう。

レイ:それは私が!

レオン:そうか。レイが居たな!

 

 

 

■オープニングフェイズ03

 

GM:詰所ではアコさんとグレース副官が二人がかりで怪我人を治療しています。

アオイ:それでアルベールさんは大丈夫なんでしょうか?

GM:まだ何ともえない状況です。

アオイ:そうだ! 捕まえた男を調べないと。と言うわけで男の体をまさぐります(笑)

レオン:(思わず素に戻って)ちょ、もうちょっといい表現は無いのか?(笑)

アオイ:ごほん、身体検査と言い直させてください(笑)

GM:目標値10の知力判定をしてみてください。すぐ分かるので目標値は低いです。

アオイ:ギリです。ぴったり10。

レイ:……ファンブルです。

レオン:成功しました。

GM:懐から白い粉を包んだ紙が出てきます。

レイ:なんでしょう?

アオイ:調べられます?

GM:専門家がここに一人居るんですが、治療にかかりっきりですぐに調べるのは無理そうです。

アオイ:(粉を舐める仕草)

レオン:君、それ本当にやるのか?

GM:やるなら止めませんが(笑)

アオイ:いや、ヤバそうなんで止めておきます。『危険物』って書いた箱に入れて厳重に保管しておきます。

レオン:他に情報は無いですか?

GM:アルベールが重態の報告を受けて3人組の他の2人が駆け込んできます。女アコライトのジャネットとシーフのフランツです。

ジャネットは搾り出すような小声で言います。「ふざけないで下さい。貴方は大勢を救うって大口を叩いてたじゃないですか。たった一人助けただけで死ぬ気ですか」

それを聞いたフランツは押し殺した声で「奴はそう簡単にくたばらんよ。もし死んだら俺がぶっ殺す」

アオイ:いい仲間達だなぁ。

レオン:普段顔を合わせればンカばっかりしてるけど、仲はいいんですよ彼らは。

GM:そんなやり取りの後、ジャネットも治療に加わる為に医務室へ入って行きます。何も無ければ翌日まで時間が進みますが?

レイ:犯人がまた暴れないように拘束しておきます。

レオン:やれやれ、隊長が居ればこの傷は受けずに済みましたかね……。とか言いながら傷口にHPポーションをばしゃっと。

 

 

 

GM:翌日例によってオーバン隊長に呼び出されます。

アオイ:オーバン隊長!? ビクッ!(笑)

GM:何ですかその反応は?

アオイ:いや、記憶の彼方でオーバン隊長へのトラウマが刺激されたようです()

レオン:一体コルムで何があったんだろう?

GM:「諸君。昨日はお疲れ様。一番重傷だったアルベール君は病院に搬送されたよ。我々には無事を祈るしか出来ないけどね……。それでね。また一つ問題が発生してね。アコ君、説明を頼むよ」

「本名で呼んでください!」

「あーそうだったね。えーと…………、アコ君?」

一同:(笑)

アオイ:説明を聞きます。

GM:昨日男から回収した粉をアコさんが調べたところ、麦の穂に寄生する麦角(ばっかく)から精製された薬品である事が分かりました。

レイ:それは何の為の薬品なのですか?

GM:この薬品を飲むと瞬間的に麦角中毒を起こして激しい幻覚症状に襲われます。無論エルーランでもご禁制の品ですね。

レイ:麦角中毒?

アオイ:舐めなくて良かった(笑)

GM:我々の世界でもそれに近い作用を持つ薬品があります。LSDと言います。

レイ:ああ、あれですか!

GM:男の話によるとこのような薬品が裏で流通しているらしいです。

レオン:何てこった!

GM:「その密売組織の摘発を君らに頼みたい。報奨金は成功報酬で1000G、必要経費も200G渡しておく」

アオイ:アコさんに質問があります。この薬を飲んで幻覚症状から覚めるのってどのくらいかかります?

GM:「そうですね。一晩といったところじゃないでしょうか?」

アオイ:よし、じゃあ昨日の男を尋問できるな。

レオン:しかしこれは由々しき事態だな。ああいう腕に覚えがある奴にこの薬を飲ませて回ったらどうなると思う?

レイ:速やかに解決する必要がありますね。

アオイ:とりあえず、昨日の犯人のところへ行きましょう。

 

 

 

GM:隊長室を出たところでジャネットとフランツに呼び止められます。「お願いします。私たちも連れて行ってください」「足手まといにはならねえ。お願いします」

レオン:どうしますか隊長代行。代行とアオイに依存が無ければ当然と思いますよ。アルベール君はいい仲間を持ちましたね。

アオイ:連れて行って損は無いでしょう。

レイ:私も異議なしです。ただし、無理はしないように。

レオン:改めて宜しくお願いしますと、握手しよう。

アオイ:宜しくお願いします。相変らず見上げる感じで()

 

 

 

■ミドルフェイズ01

 

GM:監獄の男ですが、事実関係を後から知ってガタガタと震えだします。

アオイ:大丈夫ですかー?

GM:「俺のせいじゃない! 俺のせいじゃねぇよ!」って自己弁護を始めます。

アオイ:犯人はみんなそう言うんですよー。

レイ:薬は何処から手に入れたんですか?

GM:薬は売人から買ったそうです。「痛みを感じなくなる薬」という事で、違法なものだとは全く知らなかったそうです。

アオイ:どの辺りで買ったのかな?

GM:例によって、月光通りの裏街だそうです。

アオイ:まあ定番といえば定番の場所だけど。人相と服装を聞こうか。

GM:教えてはくれますが、あまり特徴的とは言えないですね。

レイ:大体どのくらいで流通しているのかな?

GM:50Gってところですね。HPポーションと同じ程度です。

レオン:男の職業は傭兵?

GM:そうですね。

レオン:だとしたら「痛みを感じなくなる薬」というのは、上手い誘い文句だな。

アオイ:ところでこの薬をやったら、エルーランではどんな罰則があるんでしょうか?

GM:ご禁制の品なので、今の麻薬をやった人間と同じくらいの罰則はあるでしょうね。

アオイ:ポンと肩を叩いて、暫く冷たい飯を食べな。

レオン:しかし、こんな薬が流通するなんて、エルーランとしては前代未聞の事じゃあないだろうか。因みにどこで薬の事を知った?

GM:売人に話しかけられたそうです。

レオン:それで簡単に信じたのか? こういう言い方が妥当かどうか分からないが、アンタ人良すぎ。

アオイ:あなた傭兵に向いてないと思います。

GM:ぐうの音も出ません。うなだれてます。

アオイ:まあいじめるのはこの位にして、分かったのは月光通りの裏街ってことか。

レオン:オーバン隊長がなんて言うのか分からないけど、薬が完全に抜けるのを確認して暫く奉仕活動でもやってもらえば良いんじゃない?

アオイ:オーバン隊長!? ガクガクブルブル!(笑)

レオン:本当に一体何があったんだ?

GM:ていうか、これからもオーバン隊長の名前が出るたびにそれを続ける気ですか?()

アオイ:いや、今回だけです。次回からは忘却の彼方です(笑)

 

 

 

レオン:さて、ヒントは二つあるよね。一つは売人が月光通りに居るってこと。これはエルマンに当たるのが良いだろう。幸いここには現物があるから捜査の為に少量エルマンの所に持ち込もう。

もう一つは原料が麦ってことだ。まずはエルマンに当たるべきだろう。出回っている量のことが知りたい。

アオイ:裏で流れてる量が、どのくらいかって事ですね?

レオン:昨日の事件は表の世界では出始めだろう。だが裏の世界で既に処理されてしまっている事件があるかも知れない。既に結構な量が流通しているのか、今回が出始めに過ぎないのか、出来れば後者であって欲しいが、まずそれを確かめないと。

アオイ:とりあえずエルマンのところへ行きますか。

レオン:それからここはやはりエトワール卿に協力を頼もう。まだ可能性の段階なんだけど、今回のような事件が多発するかもしれない。その前に赤枝の騎士団に警備を強化してもらおう。

レオン:エルマンは私が。エトワール卿の所にはレイに行ってもらおうかな。

アオイ:では私はレオンについていきます。

GM:フランツとジャネットはどうします?

レオン:彼らが赤枝の館に行くのに抵抗が無ければレイと一緒で良いんじゃないか?

GM:特に抵抗は無いでしょう。レイと一緒に行きます。

レオン:では終ったら前回出てきた夜顔亭に集合という事で。

 

 

 

■ミドルフェイズ02

 

GM:ではまずエルマンから処理しましょうか。出てきたエルマンは何時にも無く忙しそうです。「あんたらが来る頃だと思ってたよ」

レオン:そんな貴方を見るのは珍しいですね。

GM:「こちらも昨日の話を聞いてな。部下にも余計なものに手を出していないか手綱を締めて回っていたところだ」

レオン:忙しいところに申し訳ないが、時間を割いて頂けますか?

GM:「ああ、俺もそのつもりだよ」

アオイ:とりあえず、昨日と同じ様な事件が起きていたのか確認したい。

GM:「いや、お前さんがたが対応したのが初めてだと思う。俺もそれを聞いて動いた」

レオン:それは当てが外れたが、まだ被害が広がっていないという意味では良かった。

アオイ:売人の噂なんかは?

GM:「こちらも動き始めたばかりだが、調べてはみた」

逮捕者が出た事を察知されたようで、ピタリと足取りが途絶えたそうです。

「ただし、月光通りで俺の追跡を潜り抜けたという事は、どうやら犯人の拠点は月光通りには無いようだ」

レオン:なるほど。それが分かっただけでも十分意味がある。

GM:「今回の事は俺も危機感を持っているのでビジネス無しで動いてやってもいい」って言ってます。

レオン:そう言っていただけるのは嬉しいが、手間を割いて頂く以上経費はお渡ししたい。お金を払って、その分早く何かが分かるのならばその方がお互いの為になる。

GM:「わかった。そういうことならば今回の経費は請求させてもらうよ」

レオン:200G貰っているからこれはもうエルマンに渡してしまおう。以後調査費が発生したら自腹を切るさ。そちらの探索の足しにして下さい。

GM:「分かった。何か話せることがあれば連絡しよう」

レオン:それから、こちらが得た情報と薬のサンプルを渡そう。そんな貴方だからこそ信用して渡せるんですけどね。

GM:「受け取っておこう」

レオン:われわれも繋ぎがつくようにしておくので。アオイに少年銃士隊を連れてきてもらおう。夜顔亭と詰所、それから冒険者通りの影の月亭辺りに何人かずつ張り付いてもらって連絡役に使いたいんだ。

アオイ:分かりました。行って来ます。

 

 

 

レイ:では私はエトワールさんに会いに行きます。エトワールさん居ますかー?

GM:なんでそんな軽いんですか? まあ良いですけど。「来ると思っていたよ」やっぱりエトワールも忙しそうにしています。

レイ:お忙しいところすみません。

GM:「例の件だろう?」

レイ:はい。その件で協力をお願いしたく。

GM:「うむ、話を聞こうか」

レイ: サンプルを渡します。

GM:「なるほど。これが現物か」

レイ:アプリコットさんの所見によると、これは麦に寄生する麦角から精製された薬で、摂取すると中毒症状を起こして幻覚を見るそうです。

GM:所見は読ませてもらった。

レイ:もうご存知かとは思いますが、これを飲んだ傭兵が暴れて一般人に被害者が出ています。このまま放っておくと更なる大事件に発展しかねません。

GM:「報告は聞いている。とりあえず警邏の数を倍に増やさせてもらった」

レイ:もう動いて頂いているとは。流石ですね。

GM:「なに、当然の事だ。そう言えば農業(ファーム)ギルドには行ったか?

レイ:農業ギルド?

GM:農業生産者のギルドですね。

レイ:あ、農協か。

GM:……まあ、ぶっちゃけるとそうですが(苦笑)

レイ:(しれっと)それは私も考えていました。

GM:考えていたのか。

レイ:早速これから行ってみようと思います。お礼を言って合流場所に向かいます。

 

 

 

アオイ:では夜顔亭に合流します。

レイ:お待たせしました。

レオン:早速持っている情報を交換しましょう。

レイ:農業ギルドへ行ってみたらどうかという事ですけど。

レオン:なるほど。流石エトワール嬢。仕事が速いですね。

レイ:では早速向かいましょう。

 

 

 

■ミドルフェイズ03

 

レイ:農業ギルドはどんなところですか?

GM:ここは事務的な処理を行う場所ですね。普通の商館と同じ感じのところです。

レオン:場所は何処にありますか?

GM:商人通りです。

レイ:見たところ何か変なところはありますか?

GM:いいえ、特に無いです。

レオン:じゃあ入ってみましょうか。

GM:ではこのギルドのマスターに出迎えられます。「これはこれは。今日は当ギルドに何の御用でしょうか?」

アオイ:さて、口実はどうしましょうか? とりあえず普通に見回りに来たという事で。

GM:「それはご苦労様です。どうぞこちらへ」奥の部屋に通してくれます。

レイ:案内されながら中の様子をうかがいます。

GM:特に変なところは無いです。普通の事務所ですね。

レオン:繁盛されているようで何よりです。どうですか、今年の麦の作付けは?

GM:「ありがとうございます。そうですね。今年は豊作で麦の質もいいですよ」と当たり障りの無い話が返ってきます。

レイ:麦角について伺いたいんですが。

GM:「麦角? ああ、あれですか」

アオイ:お、反応があった。麦角が出荷されてしまう事ってあるんでしょうか?

GM:「いえ、普通麦角は刈り入れの時点で全て取り除いてしまいます。確かに当ギルドは麦角を扱っておりますが、国に認められた研究機関やセージギルド、ヒーラーギルドに納めているだけで、残りは全て焼却処分してしまいます」

レイ:なるほど。国とかにも納めているんですね。

レオン:薬にもなるだろうからね。興奮剤とか。

GM:「現物をご覧になりますか?」

一同:是非お願いします!

GM:「では西地区の麦畑にある倉庫に行ってください。トニーという男に任せておりますので、私の名前を出せば見学できると思います」

 

 

 

アオイ:では倉庫についたということで。ドアをノックします。

GM:「はい、どなたでしょうか?」

アオイ:トニーさんはいらっしゃいますか?

GM:「私がトニーですが」

アオイ:ギルドマスターの紹介で来たんですけど。

レイ:麦角というものを見せて頂きたいんですが?

GM:麦角ですか? 承知いたしました。

レイ:中に入ります。

アオイ:他にも働いてる人は居ますよね?

GM:何人かはここで働いています。ただ、麦角の担当はこの人だけみたいですね。

アオイ:どんな感じの人ですか?

GM:ちょっと線の細い感じの中年ですかね。

アオイ:では、とりあえず一通り案内してもらいましょう。

レオン:何か後ろ暗いことがあれば、我々が来た事で何かしらの動きがあるでしょう。

GM:麦角は小麦を刈り入れた後、小麦粉にする前に麦から外して一括管理するみたいですね。

アオイ:随分大変なんですね。

GM:「ええ、製品に混入してしまうと売り物になりませんので」

アオイ:焼却処分しているんですよね? 見ていて何か変なところは無いですか?

GM:そうですね。書類を見せてくれます。燃やす量を測るので、書類上では無くなっていればすぐに分かるそうです。

アオイ:燃やしているところを見せてもらえません?

GM:ちょっとだけ戸惑った様子を見せますが、了承してくれます。

アオイ:では案内してもらいます。

GM:焼却炉に通されます。運ばれた麦角はここで問題なく燃やされているように見えます。

レオン:つかぬ事をお伺いしますが、この麦角を買いたいなんて言う物好きは居ないでしょうね。ははは……。

GM:では感知で判定してみてください。目標値は秘密です。

レイ:10です。

アオイ:……7です。ほぼファンブル。

レオン:フェイトを使って……12。

GM:それだと分かりません(ころころ) NPC二人も失敗しました。

アオイ:ではフェイトで振りなおします……16!

GM:アオイには分かりました。レオンの言葉にうろたえました。

アオイ:こそっと符丁で合図します。「こいつは怪しい」

レオン:まあ、そんな物好きは居ないでしょうね。では帰り際に、何か気付いた事があれば銃士隊詰所までお知らせ下さいと言っておこう。

GM:「分かりました」と言ってトニーは皆さんを送り出します。

 

 

 

■ミドルフェイズ04

 

アオイ:さて、ようやく怪しい人物に行き着きましたね。何か気の弱そうな人ですし、監視していれば尻尾を出すんじゃないでしょうか?

レオン:しかし、我々はまだトニーと言う人物の事を良くは知らないんだ。

レイ:ではトニーさんの事を調べてみましょう。

レオン:あと張り込みだね。張り込み担当はレイと決まっていますので。

レイ:任されました。

アオイ:ではまた分かれますか。

GM:ではレイは張り込むとして、残り二人はどうします?

アオイ:農業ギルドのマスターに聞いてみるのが一番でしょうね。

レオン:人物性格家族構成。

アオイ:あと交友関係とか。

レオン:娘が重い病気に掛かっていたら要注意だ。

GM:(お、鋭い)分かりました。

レオン:ではギルドマスターのところに戻って。ありがとうございました。ところでトニーさんは農業ギルドで勤められて長いんですか?

GM:「そうですね。長く勤めてくれています」

レオン:見たところだいぶ真面目そうな人物でしたが、仕事振りはいかがですか?

GM:「良好ですよ。彼が何か?」

アオイ:彼は病気か何かしているんですか?

GM:「いや、そんな話は聞いていませんね。奥さんは早くに亡くされているそうですが」

アオイ:他にご家族は?

GM:「娘さんが一人。この子も元気みたいですが」

レオン:さっきお会いした時に顔色が良くなかったものですから。

GM:「そうですか。最近悩みでもある様な顔をしているので私も心配していたのですが」

レオン:せっかく我々が巡邏で通りかかったので、何かあるなら相談してくれれば良かったんですが。

GM:「私からも彼に何かあったら相談するように伝えておきますよ」

アオイ:住所とか聞いたら教えてくれますかね?

GM:ちょっと難しいですね。公務であれば教えてくれますけど。

アオイ:これ以上突っ込むと「何で聞くんですか?」って話になりますよね?

レオン:じゃあいいや。ギルドマスターには話はしておこう。折り入ってお話が。

GM:「はい」

レオン:先日このような事件が起きたのをご存知でしょうか?

GM:「それは瓦版で伺っておりますが」

レオン:取り押さえた犯人が所持していたのがこれです。

GM:「拝見します」と言って物を見るなり絶句します。

レオン:我が隊のヒーラーが調べたところ、麦角から精製される特殊な薬品である事が分かりました。

GM:「すると、当ギルドの誰かが……」

レオン:少なくとも、ログレスの外から持ち込まれない限りはこちらしか出所がありません。逆に言えば貴方のギルドがしっかり管理されている証拠でもありますが。

GM:「しかし、管理はしっかりしていますし、漏れるわけが……」かなりうろたえています。

アオイ:一つだけ漏れる方法があるんですけどね。

GM:「と、申しますと?」

アオイ:管理している本人が誤魔化せば、ばれないんですよ。

GM:「で、ではトニーの事を聞いて回っていたのは?」

アオイ:そういうことです。

GM:「まさか、彼に限ってそんなわけは……」

アオイ:彼は、我々が訪ねた時に動揺していたんですよ。

レオン:そして先程貴方の口から、トニーが何か悩みを抱えていたと言う事を聞きました。例えばですが、トニーが弱みを握られていた場合はどうでしょう?

GM:「それは……、あり得るかもしれません」

レオン:我々もそのような事態になっていた時には助けねばならない。それを確かめる為にもトニーの娘さんに会ってみたい。トニーの住所を教えてもらえませんか? 

GM:では住所を教えてくれます。

 

 

 

アオイ:一旦レイのところに戻って相談しましょう。変わりないっすか?

GM:現状は変わりないです。って言うか、そんなにすぐには動かないです。

レオン:動くとしたら夜以降でしょう。レイには引き続き見張っていてもらいましょう。

レイ:分かりました。

アオイ:フランツとジャネットはどうしましょうか?

レオン:ジャネットにはギルドマスターのところへ行ってて貰おうか。

GM:「分かりました。その代わり、何かある時は知らせてくださいよ」

レオン:当然です。今回は我々五人でやる任務ですから。フランツにはシーフが必要になった時の為についてきてもらいます。

GM:「おう、任せとけ」

 

 

 

GM:ではトニーの家ですね。今時間は夕方ですけど誰も居ないですね。

アオイ:誰も居ない?

レオン:近所の人に聞いてみましょう。トニーさん家のことについて。

GM:「そういえばここ数日娘さんを見ないようですけど」

アオイ:数日間! めちゃめちゃやばいじゃないですか!

レオン:フランツ君、鍵を頼みます。

GM:「オーケー。このぐらいの鍵なら簡単に開くぜ」

アオイ:家の中はどんな感じでしょう?

GM:あんまり片付けられてない感じですかね。

アオイ:そういえば娘は何歳くらい。

GM:6、7歳ってところですね。

アオイ:ますますやばいじゃないですか! とりあえず脅迫状とか出てきてないですか?

レオン:攫われたのなら届いている筈。

GM:では感知で判定してみてください。目標値は11。

アオイ:12。

レオン:11。

GM:(ころころ)フランツも成功しました。机の上から何通か脅迫状が見つかります。内容ですが、「娘を返して欲しければ、麦角を差し出すように」とあります。麦角は「馬車で倉庫まで取りに行く」そうです。

アオイ:取引の日付は?

GM:一番新しいもので今日の深夜です。

レオン:じゃあどうするかな? ここでトニーが帰ってくるのを待つか。

アオイ:明かりを消して待ってましょう。

GM:では小一時間するとトニーが帰宅します。

アオイ:様子はどんな感じですか。

GM:やっぱり憔悴してますね。

アオイ:なんか我々も暗闇に潜んで犯罪者っぽいですね。

レオン:そのくらいの不意打ちがないと白状しないでしょう。

アオイ:では、トニーが屋内に入ったところでテーブルの上のランプに火をつけましょう。

レオン:部屋が明るくなると、脅迫状が載ったテーブルを囲んで我々が座っているわけだ。

アオイ:お帰りなさい、トニーさん。

GM:そこまでやられたらトニーも観念します。その場に崩れ落ちると。「私はどんな罪でも受けます。どうか娘だけは助けてやっていただけないでしょうか」

アオイ:貴方に罪はありませんから。知ってる事を教えてください。

GM:皆さんが焼却処分されるところを見た麦角は、全てトニーが加工したものでした。これはアコさんに調べてもらうと分かったんですが、麦の屑を加工してそれっぽく見せただけの物でした。

レオン:なるほどね。まあ、今話が聞けたからよしとしよう。

アオイ:犯人は何名くらい?

GM:トニーに接触してきたのは二人ですね。

レオン:犯人グループが二人だけとは思えないな。

アオイ:取引の馬車に忍び込めたら良いんですけど。

レオン:今回も馬車を追跡してアジトを突き止める手で行こうか。

 

 

 

■ミドルフェイズ05

 

GM:では深夜、取引の時刻です。馬車は時間通りやってきますよ。

レイ:追跡は私が。

GM:ではレイの敏捷と、こちらの感知で対抗判定です。

レイ:9。

GM:こちらは8。尾行は成功です。

レオン:では、我々はレイの後を追うということで。

GM:追跡をしていますと。大掛かりな薬の工場を見つけることが出来ます。

レオン:場所は?

GM:ログレス郊外です。さて、ここでこういうものを使いたいと思います。

OK

+3

+2

+1

スフェラ隊

「ブルーローズ」というTRPGに出てきたマテリアルゲーミングというシステムですが、皆さんは0地点におります。目標値8の敏捷判定に成功した場合、次の部屋に進んで中に居る敵に対して奇襲攻撃が出来ます。

アオイ:8以下の場合は?

GM:敵はフル装備で待ち構えているでしょう。

 

一回目の敏捷判定では全員が成功。待ち構えていた傭兵×2、兵士×2に奇襲攻撃をかける。データ上でも強力とは言えないエネミーの為、あっさりと無力化することが出来た。

 

GM:では次の部屋に行ってみてください。

アオイ:成功。

レオン:成功。

レイ:成功です。

GM:フランツとジャネットも成功しました。敵には気付かれません。次の部屋は何も無いようです。

レイ:トラップ探知します。(ころころ)クリティカル!

GM:鳴子がありました。解除値は10。

レイ:ファンブらなければ大丈夫……成功しました。

GM:では次の部屋どうぞ。

レイ:成功。

レオン:成功。

アオイ:成功!

GM:NPCも成功しました。次の部屋では、精霊らしき物が浮かんでおります。

アオイ:どんな精霊かは分かります? 燃えてるとか水っぽいとか。

GM:黒いです。AとBの二体います。

レオン:闇属性か!

レイ:ではAに接近して攻撃します。《フェイント》を使って……クリティカル!

GM:相変らず出目が凄いですね。ダメージを下さい。

レイ:30点!

GM:ちょっとくらいました。

レオン:30点でちょっとか!

アオイ:エネミー識別します。(ころころ)11。

GM:分かりました。ダークエレメンタルです。

アオイ:物理防御が22! これはまずい。レイに《ファイアウェポン》をかけます。(ころころ)成功!

レイ:ありがとうございます。

レオン:素のままで攻撃してもあんまりダメージ通らないんだけどね。何もしないわけにいかないから、Aにエンゲージして斬りつけます。《バッシュ》を使用して……18。

GM:命中しました。

レオン:ダメージは19点。これでは打ち消しだね。

GM:です。続いてジャネットですが、駄目元でAに接敵して攻撃しますが(ダイスを振る)……ダメージが通りません。フランツも……駄目ですね。

アオイ:硬いな……。

GM:ではメインプロセス開始です。ここからダークエレメンタルも動けますので。レイ、ダークエレメンタルA、B、アオイ、レオン、ジャネット、フランツの順番ですね。

レイ:引き続きAを攻撃します。《フェイント》を使用して……19、19。

GM:命中です。

レイ:(ダイスを振る)……あ、低い。フェイトを使って振りなおします。……21。

GM:それなりにくらいました。続いてAの攻撃、レイに《アンデットベイン》!……15!

レイ:16! 回避。

GM:くっ! 続いてBもレイに攻撃。同じく《アンデットベイン》で……あ、低い。12。

レイ:14!

アオイ:相変らず避けるなぁ。ではレオンに《ファイアウェポン》……あ、こんなところでクリティカル出やがった。

一同:おお!

アオイ:いや、ファンブルしなきゃ成功だから意味ないし!(泣) 頼みましたよ、レオン。

レオン:ありがとう。ではAを攻撃します。《インヴィジブルアタック》《バッシュ》を使って……ああ、クリティカルしない。26。

GM:命中しました。

レオン:せっかく命中したんだし、ここでフェイト1点使って振り足しておこう。(ダイスを振る)……25点の魔法ダメージ。

GM:9点残りました。

レオン:ああ、倒しきれなかったか!

アオイ:事実上、このラウンドの攻撃は終りましたね。

レオン:いや、まだ分からんよ。クリティカルすればダメージを与えられるかも知れない。

GM:では判定してみます。まずジャネット……ダメージ通らず。フランツ……やっぱり駄目ですね。次のラウンド行きましょう。

レイ:同じくAを攻撃します。《フェイント》使用。……一回目、14。二回目、16。

GM:ダメージ下さい。

レイ:(ダイスを振る)……22点。

GM:倒れました。

一同:おお、やっとか!

 

当初はダメージが通らず苦戦したPC達だったが、アオイの《ファイアウェポン》が行き渡ると勢いを盛り返し、残った1体も徐々にダメージを累積させていく。

 

レオン:これで止めを刺してしまいたい。(ころころ)20。

GM:ダメージをどうぞ。因みに16点出れば一撃で倒せます。

レオン:惜しい。14点。

GM:これで最後になるか? ジャネットの攻撃。(ダイスを振る)あ、外しました(笑)

アオイ:フェイト! フェイト!

GM:ではフェイトを使って……命中。ダメージは…11! 倒しました!

一同:よかったー!

 

 

 

■クライマックスフェイズ

 

レオン:では、手持ちのポーションで全員のHPとMPを回復させて回りました。まさかボス戦前にこんなに消耗するとは思わなかった。

GM:最後の部屋ですが、敵が四体待ち構えています。内三体が人間、一体が人造生物です。流石に騒ぎを聞きつけたのか、臨戦態勢を整えています。と言うわけで、今回は奇襲は無しでぶつかっていただきましょう。

レイ:降伏しなさい!

GM:「ここまで来て降伏なんて出来るか!」相手はやる気満々みたいですよ。

レイ:では、少々痛い目に遭って頂きましょう。

GM:ここでフランツとジャネットが言います。「アルベールが受けた痛み、倍にして返してやるぜ!」「ここで会ったが百年目です! 覚悟しなさい!」と言うわけで、戦闘開始です。

行動順はレイ、ボス、アオイ、レオン、ジャネット、人造生物、フランツ、剣士A、Bの順です。

レオン:今まで使っていなかった《陣形》を使おう。レイを人造生物にエンゲージ。私とジャネットも剣士A、Bにそれぞれエンゲージします。後方の二人はバラバラのエンゲージを構成します。

レイ:人造生物をエネミー識別します。(ダイスを振る)……9。

GM:それでは分かりません。

レイ:では《フェイント》を使って攻撃します。一回目……15。二回目……15

GM:こいつ敏捷低いんだよな……9。

レイ:ではダメージ行きます。……20点。

GM:1点通りました。

レオン:硬ッ!

GM:次はボスの攻撃ですね。レイを狙います。《アースブレット》! ……15!

レイ:12。命中しました。

GM:(ダイスを振る)では、16点ダメージと転倒を受けていただきましょう。

レオン:ジャネットさんに、《プロテクション》頼みます!と叫ぼう。

GM:「任されました!」と答えます。(ダイスを振る)8点減点。

レオン:ええと、《加護》と防御力を合わせると……1点抜けるか。

アオイ:ジャネットさんフェイト!

GM:ではフェイトを1点ずつ使って、振り直しと振り足しを行います。……11点。

レオン:打ち消しました。これで転倒しないで済みます。

アオイ:私の番ですね。人造生物をエネミー識別します。……11。

GM:分かりません。

アオイ:うーん。とりあえずレイに《ファイアウェポン》かけます。

レイ:ありがとうございます。

レオン:次行きます。フェイトを1点使ってエネミー識別します。……14。

GM:分かりません。

レオン:なにー!!

GM:こいつ識別値17もあるんですよ。

レイ:どうしましょう?

アオイ:フランツ達に期待しましょう。

レオン:あんまりNPCを頼るのはどうかと思うが、こればっかりはしょうがない。目の前の剣士Aを攻撃します。《バッシュ》を使って。……19!

GM:こっちは16。命中です。

レオン:ダメージは……出目が腐った。13点。

GM:6点通りました。

レオン:どうやら普通の人間のようだな。

GM:次はジャネットの番ですね。まずはエネミー識別をします。(ダイスを振る)……クリティカルしたので分かりました。この人造生物はトータスキャノンです。

レオン:こいつ、攻撃力が8+8D6もある!

GM:ふっふっふ。しかも特殊スキルの《最後の爆薬》を持っているので、命と引き換えに5D6+30ダメージを与えられるのです。

レオン:でも水属性だから《ファイアウェポン》とは相性が良いな。

GM:ジャネットは目の前の剣士Bに攻撃します。(ダイスを振る)……命中しました。ダメージは15点で、8点通りました。次は敵二体が斬りかかってきます。まずレオンに……わ、低い14。

レオン:こっちはファンブルした。

GM:ダメージ行きます……17点。ジャネットからプロテクションが飛んで、8点軽減です。

レオン:《加護》があるから無傷です。

GM:ではBがジャネットに攻撃をしますが……命中しました。ダメージは14点でプロテクションが9点。防御が10点あるので《加護》と合わせて打ち消しました。

レオン:はぎわらさんが《プロテクション》すると、いつも目が走る気がする。

GM:さてさて、お待ちかね。トータスキャノンの番が回ってきました。レイにキャノンバズーカを撃ちます。(ダイスを振る)……18。

レイ:回避を(ダイスを振る)……駄目です。フェイトを2点使って振り直しと振り足しをします。……20。避けました。

GM:残念。次はフランツの番ですね。まずはボスをエネミー識別しますが……失敗です。続いてボスを狙撃します(ダイスを振る)……命中。ダメージが……15点で、12点通りました。

レオン:トータスキャノンが怖すぎる。攻撃力が8+8D6ある上に自爆に巻き込まれたら確実に一発でアウトだ。レイには一度離脱してもらって、《最後の爆薬》の射程外から攻撃してもらおう。

レイ:そうします。

GM:では皆さん。知力で判定してみてください。目標値は秘密です。

アオイ:……あ、腐った。7。

レオン:(ダイスを振る)悪いな、8。

レイ:……9です。

GM:それだと分かりませんね。NPCは……二人とも気づきました。トータスキャノンはボスによって操作されています。よってボスを倒せばトータスキャノンも制圧できます。

レオン:そうか、では早くボスを倒せって事だな。

GM:そういうことですね。ボスを倒すまでにトータスキャノンの攻撃をしのげるか、ギリギリのレースをやっていただきましょう。

レオン:レイ、ボスに目標変更。

レイ:エンゲージを離脱?

レオン:いや、その必要は無い。眼前の相手とエンゲージしたままでも、キャリバーなら攻撃は可能な筈。

アオイ:やっちゃってください。

レイ:いつものごとく《フェイント》を使用。……一回目19。……二回目11。

GM:こっちは14。命中です。

レイ:この攻撃にフェイトも全部つぎ込みます。(一気にダイスをばら撒く)高い。31点の魔法ダメージ。

GM:31点! それは……倒れちゃいました。おかしいな。またバランスを見誤った。

レイ:キャリバーにしか出来ない力技ですけどね。私の火力を甘く見ましたね。

GM:おっしゃるとおり……(しょんぼり)。

アオイ:では私の番です。剣士Aに《バーストブレイク》! フェイトを2点投入して……22点ダメージ。

GM:半分くらい持っていかれました。

レオン:では私の番ですね。剣士Aを倒してしまおう。《インヴィジブルアタック》を使用して……おお! やっとクリティカルが出た!

GM:あ、すみません。僕もクリティカルしちゃいました。

レオン:MP無駄に使っただけか……(しくしく)。

GM:次はジャネットの攻撃ですけど、剣士Bを斬り付けます。……おお、半分くらい削れました。続いて剣士の反撃。まずレオンにAが斬りかかります。……15。

レオン:……だめだ。命中した。

GM:ダメージ行きます。(ダイスを振る)……あら? ピンゾロ! 9点です。

レオン:それはどう考えてもダメージは通りません。《プロテクション》もいらないわ。

GM:ではBの反撃。ジャネットに攻撃しますが……命中しました。ダメージは(ダイスを振る)……わ、低い。11です。レオンと同様に《加護》と防具で相殺されました。

最後にフランツの攻撃です。Aを撃ちます。(ダイスを振る)……命中。ダメージは……またピンゾロ! ダメージ9点で、相手の防具に7点軽減されて2点のダメージです。今日の出目はいちだんとおかしい。

レイ:では私の番ですね。剣士をエネミー識別します。……10。

GM:ぎりぎり分かりました。精鋭兵もどきです。

レイ:もどき?

GM:ちょっとデチューンしてあります。スキルを持っていなかったり、行動値が下がっていたり。

レイ:む、それでも結構強い。キャリバーでAを射撃します。《フェイント》を使用して……一回目17、二回目、16。

GM:命中しました。

レイ:(ダイスを振る)23点ダメージ。

GM:5点残りました。

レイ:惜しい。

アオイ:私の番ですが、どちらに攻撃しましょう?

レオン:Aに止めを刺してもらえないか? そうすれば私がBに《ボルテクスアタック》を使えるから。

アオイ:分かりました。ではAに《ヴァイオレントウィンド》(ころころ)18。

GM:こっちは13。命中です。

アオイ:《マジックフォージ》を使用して……24点。

GM:倒れました。

レオン:よし! こちらはBにエンゲージして斬りかかります。《バッシュ》使用。……クリティカルしないが、21点。

GM:こちらは13点。命中です。

レオン:これが最後の攻撃なので、《ボルテクスアタック》を使います! ……31点。

GM:2点残りました。

レオン:残念。ではジャネットに横目で、後は任せましたよと合図を送ります。

GM:「任されました!」ジャネットの攻撃行きます(ダイスを振る)……命中。《ボルテクスアタック》使用!……余裕で倒れました。

アオイ:ああ良かった。いやあ、トータスキャノンはやばかった。

レオン:ヒントがあったおかげですよ。もっともレイのキャリバーが無くてはボスを倒せませんでしたが。

 

 

 

■エンディングフェイズ

 

GM:トニーの娘は奥の部屋に捕らえられておりました。

レイ:もう大丈夫ですよ。

GM:「うわーん」と抱きついてきます。

レイ:おおよしよし。

アオイ:倒れている奴等を縛りましょう。薬も全部回収しますよ。

GM:尋問すればこの連中が何をしようとしていたのかが分かります。ボスの魔術師崩れが部下を募って一儲けしようと狙ったらしいです。

レオン:何にせよ、こんな薬が広まる前に検挙できて良かったよ。

 

 

 

GM:では皆さんは見事密売組織を全員捕縛し、囚われていたトニーの娘を救助する事が出来ました。トニーも情状酌量されて軽い罪で帰ってくることになりそうです。

レオン:社会奉仕活動くらいで許してあげれば良いよ。娘が可哀想だし。

アオイ:進んで悪い事をしたわけじゃないんだしな。

GM:アルベールも怪我を持ち直して、病院で患者相手に政策論を一席ぶっているという話です(笑)

アオイ:それ、あんまり意味なくね?

レオン:まあそれが出来るくらいが彼の元気のバロメーターってことでしょう。

GM:では皆さん。それぞれエンディングを演出して下さい。

レイ:私は協力してくれたエトワールさんに会いに行きます。

GM:「おお、レイか。見事犯人グループを捕らえたそうだな。おめでとう」

レイ:はい。何とか解決できました。

GM:「そうか。流石銃士隊だな。我々も後を追ってばかりはいられんな」

レイ:いえいえ、エトワールさんにもご協力いただいてありがとうございます。

レオン:そこで私が預けた物をちゃんと渡してくださいよ。

レイ:預けたもの?

レオン:今回エトワールの情報のおかげで犯人まで行き着くことが出来たので、お礼に例のブツを用意しました。

GM:では、それを見るときょろきょろと周囲を見回して。「ごほん、私がこのような物を好むと思われては非常に遺憾なのだが、悪くするのも勿体無いのでこれは仕舞っておこう」(笑)

 

 

 

アオイ:今回私はどうしましょうか? 詰所に帰ってオーバン隊長に会ったらまた震えだします(笑)

GM:そんなエンディングでいいんですか?

レオン:今回せっかく活躍したと言うのに(笑)

アオイ:アコさん。隊長を見ると震えが止まらなくなるんですがどうしたら良いでしょうか?

GM:「いや、それを私に言われましても」(笑)

 

 

 

レオン:では私は夜顔亭にエルマンを招いて、無事解決しましたというお礼をしよう。

GM:「今回はあまり俺も役に立てなかったかな?」

レオン:いえいえ、持ちつ持たれつですよ。それに貴方が目を光らせてくれているからこそ保たれる秩序もあるわけですし。

GM:「ありがとよ。今日は堅苦しい話は抜きにして一杯やろうじゃないか」

アオイ:それにしても今回は手こずりましたね。

レオン:まあ、痛みを無くす薬など安易に頼ってはいけないと言う事ですね。

GM:綺麗にまとまったところで今回のセッションを閉じたいと思います。お疲れ様でした。

一同:お疲れ様でした。




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